院長の白木です。
数ある歯科医院のホームページの中から、当院のページをご覧いただき、ありがとうございます。
まずは、簡単に私の自己紹介をさせていただきます。
私が歯科医師を目指したのは、歯科技工士をしていた父親の影響によるところが大きいです。
父からは、小学生になる前から「大人になったら歯医者さんになるんだよ」と言われていましたので、高校生になった頃には、当たり前のことのように歯科医師を目指して勉強していました。
九州の歯科大学に進学し、卒業した後は岐阜大学病院で勤務し、その後に開業しました。
医療の世界はまさに日進月歩です。
若かりし頃の私は、患者さんの生活をどんどん良くしたい一心で、一生懸命に勉強してきました。
新しい技術が生まれては勉強し、常に最新のものを導入するためにがむしゃらに突っ走っていましたが、次第にある疑問を持ちはじめました。
それは、「そもそも歯が悪くならないようにすることが大切なのでは?」ということです。
というのも、どれだけ高いレベルの治療を行ったとしても、数年後にはまた同じ患者さんが歯を悪くして来院されるからです。
一方では、定期的に通っていただいて、まったくむし歯とは縁のない患者さんもいらっしゃいました。
せっかく最新の技術を使って治療しているのに、こんなことで良いのだろうか?
むし歯や歯周病を極力防ぐことができれば、自分の歯を削る必要も抜く必要もありません。
そうすれば、痛い思いもしなくて良いですし、多額のお金もかからなくてすみます。
本当に大切なのは、最新の技術よりも、「自分の歯を削らずに、一生涯自分の歯でモノを食べることをお手伝いすることのはず」だということに気がついたのです。
私は、歯科医師になって25年以上経ちました。
そんな私がとても寂しい気持ちになる瞬間があります。
それは、さまざまな年齢の方と一緒に食事をする機会などで、「これは固くて食べられない」というお話を聞いたときです。
本来、体と心の健康のために一番大切な「食事」に不都合を感じて欲しくはありません。
だから、これからの歯科医師生活は、「できるだけ削らない、抜かない」そういう治療にこだわっていきたいと思っています。
そのために、私は少々おせっかいをやくかもしれません。
あるいは、歯を良くするために、生活習慣の改善までお話しすることもあるかもしれません。
面倒なこともたくさん言うかもしれませんが、私はあなたが健康で幸せに暮らすための最高のパートナーでいたいと思っています。